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J-GLOBAL ID：201002298002269025   整理番号：10A0561773

ニセアカシア林における立木の幹基部の応力波伝播速度と形成層近傍木部組織の呼吸速度の測定-腐朽部の進展と関係づけて-

著者 (4件)： 橋本良二 (岩手大 農) ,  伊藤京平 (岩手大) ,  白旗学 (岩手大 農) ,  森茂太 (森林総合研 東北支所)
資料名： 東北森林科学会誌  (Tohoku Journal of Forest Science)
巻： 15  号： 1  ページ： 20-25  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L3143A  ISSN： 1342-1336  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニセアカシアが優占する植生が広く見られる。成熟林分では根返りや幹折れ等の発生による安全上の問題も発生している。樹幹腐朽木と腐朽の進展について樹勢との関係を調査した。立木の幹基部の応力波伝播速度と形成層近傍の木部組織の呼吸速度を測定して分析した。立木の腐朽度に比例して応力波伝播速度が低下した。呼吸速度が一定以下の場合に応力波伝播速度と有意な正相関を示すことから腐朽の進展は形成層活動の低下と関連がある。樹勢衰退期では形成層活動の低下が腐朽を進展させる。

シソーラス用語： *ハリエンジュ ,  *樹木 ,  *木材腐朽 ,  速度 ,  *応力波 ,  形成層 ,  植物成長 ,  林分
準シソーラス用語： *呼吸速度 ,  樹勢 ,  伝播速度

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

引用文献 (18件)：

• 有賀一郎 (2008) 日比谷公園大径木樹木診断ワークショップ (現地検討会) の報告. 樹木医学研究 12: 228-229.
• Edwards, N. T. and Hanson, P. J.(1996) Stem respiration in a closed-canopy upland oak forest. Tree Physiology 16: 433-439.
• 橋本良二 (1985) スギ人工林の樹冠及び林分構造と光合成生産機構に関する数理解析的研究. 岩手大学農学部演習林報告 16: 1-87.
• 橋本良二・斎藤博幸 (2006) 高松の池周辺の森林植生とニセアカシア林の組成・構造.(橋本良二編「高松公園自然環境調査報告書」).41-51. 高松公園自然環境調査委員会. 盛岡.
• 橋本良二・白旗学・森茂太・伊藤京平 (2008) 立木の幹木部組織試料の呼吸速度の測定. 岩手大学農学部演習林報告 39: 27-35.

タイトルに関連する用語 (11件)： ニセアカシア ,  立木 ,  幹 ,  応力波伝播速度 ,  形成層 ,  近傍 ,  木部 ,  組織 ,  呼吸速度 ,  腐朽 ,  進展