特許
J-GLOBAL ID:201003073558915599

信号処理装置、信号処理方法、信号処理プログラムおよび記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 志賀 正武 ,  村山 靖彦 ,  渡辺 浩史
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-202289
公開番号(公開出願番号):特開2010-039215
出願日: 2008年08月05日
公開日(公表日): 2010年02月18日
要約:
【課題】観測信号の基本周波数が低い時系列信号のモデルパラメータの低周波成分の推定精度を確保できる擬似周期信号のパラメータを推定する信号処理装置を提供する。【解決手段】波数成分出力部10は、時系列信号をウェーブレット変換して観測時間周波数成分を出力し、初期パラメータ生成部20が演算初期値および誤差配分比重定数を設定する。補助変数更新部30は、観測時間周波数成分を各擬似周期信号モデルの各調波成分に分配する補助変数を更新する。周波数集合更新部40は、各擬似周期信号モデルの調波成分複素振幅パラメータと観測時間周波数成分の分配成分とが複素平面上で鋭角をなす全ての周波数値の周波数値集合を出力する。擬似周期信号モデルパラメータは、擬似周期信号モデルパラメータ更新部50によって更新され、収束判断条件を満たすと収束判定部60に判定されると、擬似周期信号モデルパラメータ出力部70によって出力される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
入力される時系列信号を擬似周期信号または擬似周期信号の重ね合わせとみなし、前記擬似周期信号の特徴を示すパラメータを推定する信号処理装置であって、 前記入力される時系列信号から、マザーウェーブレットの周波数特性が対数正規分布型の関数で定義されるウェーブレット変換によって変換された観測時間周波数成分を出力する観測時間周波数成分出力部と、 前記観測時間周波数成分出力部によって出力された前記観測時間周波数成分を入力として離散時刻ごとの対数基本周波数パラメータと調波成分複素振幅パラメータとを含む擬似周期信号モデルパラメータの初期値および誤差配分比重定数を設定する初期パラメータ生成部と、 前記観測時間周波数成分出力部によって出力された前記観測時間周波数成分および、設定された前記擬似周期信号モデルパラメータと前記誤差配分比重定数を入力として、前記観測時間周波数成分を各擬似周期信号モデルの各調波成分に対応する成分に分配するために用いられる分配フィルタと各分配成分に重みづけするために用いられるスペクトル重みとを含む補助変数を更新する補助変数更新部と、 前記観測時間周波数成分と、前記擬似周期信号モデルパラメータと前記補助変数更新部によって出力された前記補助変数を入力として、離散時間ごとに前記擬似周期信号モデルの各調波成分の前記調波成分複素振幅パラメータと前記調波成分複素振幅パラメータに対応する前記観測時間周波数成分の分配成分とが複素平面上で鋭角をなす全ての周波数値を含む周波数値集合を出力する周波数集合更新部と、 前記観測時間周波数成分と前記補助変数と前記擬似周期信号モデルパラメータと前記周波数値集合と前記誤差配分比重定数を入力として擬似周期信号モデルパラメータを設定し出力する擬似周期信号モデルパラメータ更新部と、 前記擬似周期信号モデルパラメータの演算結果の判定において所定の規準を満たすか否かを判定し、満たさない場合には前記補助変数更新部に補助変数の更新を行わせる収束判定部と、 前記収束判定部において所定の規準を満たすと判定された前記擬似周期信号モデルパラメータを出力する擬似周期信号モデルパラメータ出力部と、を備え、 前記補助変数更新部と前記周波数集合更新部と前記擬似周期信号モデルパラメータ更新部は、 初回の演算処理で参照する擬似周期信号モデルパラメータは、前記初期パラメータ生成部によって設定された擬似周期信号モデルパラメータを参照し、繰り返される演算処理で参照する擬似周期信号モデルパラメータは、前記擬似周期信号モデルパラメータ更新部によって設定された擬似周期信号モデルパラメータを参照する ことを特徴とする信号処理装置。
IPC (2件):
G10L 11/04 ,  G10L 11/00
FI (2件):
G10L11/04 ,  G10L11/00 101G
引用特許:
出願人引用 (5件)
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引用文献:
出願人引用 (7件)
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