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J-GLOBAL ID：201102207874819496   整理番号：11A0097185

横補強筋とHPFRCCによる腐食ひび割れ幅の低減効果

著者 (5件)： 佐藤孝史 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  兼松高裕 (岐阜大 工) ,  浅野翔也 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  小林孝一 (岐阜大 工) ,  六郷恵哲 (岐阜大 工)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 10  ページ： 323-328  発行年： 2010年10月29日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC構造物において横補強筋と複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)が腐食ひび割れに及ぼす影響を明らかにするために,横補強筋,かぶり,鉄筋径と腐食ひび割れ幅の関係を電食によって鉄筋を腐食させる実験によって検討した。またHPFRCCが腐食の進展に及ぼす抵抗性と腐食ひび割れ性状も検討した。この結果,以下のようなことが分かった。1)同じ電圧の下では,供試体に流れる電流はHPFRCCの積層圧が大きくなるほど小さくなった。2)HPFRCCを用いた供試体のひび割れは多数の微細ひび割れとなる傾向を示した。3)横補強筋を入れた供試体では質量減少率,平均断面減少率が増加しても腐食ひび割れ幅の増加の程度は小さくなる傾向が見られた。4)HPFRCCが積層された供試体では質量減少率,平均断面減少率が大きくても,腐食ひび割れ幅が抑制される傾向が見られた。

シソーラス用語： *補強筋 ,  *腐食 ,  亀裂幅 ,  効果 ,  繊維強化コンクリート ,  *複合材料 ,  亀裂 ,  断面縮小率 ,  電食 ,  劣化 ,  構造物 ,  修理 ,  補強 ,  *剪断補強筋
準シソーラス用語： セメント系複合材料 ,  ひび割れ ,  *ひび割れ幅 ,  *横補強筋 ,  繊維補強コンクリート ,  断面減少率 ,  *低減効果 ,  鉄筋コンクリート構造物 ,  *複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料 ,  補修

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (6件)：

• 加藤絵万, 他: 建設後30年以上経過した桟橋上部工から切り出したRC部材の劣化性状と構造性能, 港湾空港技術研究所資料, No.1140, pp. 87, 2006
• Jianguo DAI, et al: Bonding and cracking responses of corroded RC members subjected to uni-axial tension, コンクリート工学年次論文集, Vol.29, No.3, pp. 625-630, 2007
• 斉藤忠, 他: PVA繊維を用いた高靭性FRCによる吹付け材料の鉄筋錆び膨張モデル実験, コンクリート工学年次論文集, Vol.23, No.1, pp. 481-486, 2000
• 田森清美, 他: 鉄筋の発錆によるコンクリートのひびわれ性状に関する基礎研究, コンクリート工学年次論文報告集, Vol.10, No.2, pp. 505-510, 1988
• JCI-SCl コンクリート中の鋼材の腐食評価方法, 1987

タイトルに関連する用語 (5件)： 横補強筋 ,  HPFRCC ,  腐食 ,  ひび割れ幅 ,  低減効果