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J-GLOBAL ID：201102210154768070   整理番号：11A1752814

再突入中の「はやぶさ」宇宙探査機の分裂

Fragmentation of the HAYABUSA Spacecraft on Re-Entry

著者 (5件)： WATANABE Jun-ichi (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo) ,  OHKAWA Takuya (Kanagawa Univ., Kanagawa) ,  SATO Mikiya (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo) ,  OHNISHI Kouji (Nagano National Coll. Technol., Nagano) ,  IIJIMA Yutaka
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 63  号： 5  ページ： 955-960  発行年： 2011年10月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 国立天文台による遠征の一部として再突入中の「はやぶさ」宇宙探査機本体の分裂のモニタリングに成功した。取得した画像を解析して破片数とサイズ分布の時間変化を導出した。分裂は世界時13時52分5.2秒に海抜83~84kmで始まり,破片数は時間と共に増加した。最大個数は13時52分20秒頃で数100個以上に上り,破片は再突入軌道に沿って幅1km,長さで14kmより更に広範囲に分散した。破片は最大個数の後に減少し,13時52分31.3秒頃に高度45km辺りで消失した。幾つかの仮定のもとで,-0.8から-1.0の範囲内の小さいべき則指数を示すサイズ分布をどうにかして導出した。この値は,彗星または太陽系の他の例の分裂破片の値より更に小さい。「はやぶさ」宇宙探査機の組み立て部品の本来のサイズ分布との比較に基づき,得られたフラットサイズ分布を吟味した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大気圏突入 ,  *宇宙探査機 ,  小惑星 ,  個数 ,  データ処理 ,  経時変化 ,  再突入軌道 ,  空力加熱 ,  惑星探査
準シソーラス用語： 「はやぶさ」宇宙探査機 ,  分裂破片 ,  サンプルリターン

分類 (1件)： 流星,すい星,いん石  (DB04040A)

引用文献 (33件)：

• Badhwar, G. D.,& Anz-Meador, P. D.1989, Earth, Moon, Planets, 45, 29
• Borovička, J., Popova, 0. P., Nemtchinov, I. V., Spumý, P.,& Ceplecha, Z.1998, A & A, 334, 713
• Borovička, J., Spurný, P.,& Koten, P. 2007, A & A, 473, 661
• Chen, J..& Jewitt, D.1994, Icarus, 108, 265
• Collins, T. J.2007, BioTechniques, 43, S25

タイトルに関連する用語 (3件)： 再突入 ,  はやぶさ ,  宇宙探査機