抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マイクロバブルを用いた洗浄では,通常の気泡に比べて同容積のマイクロバブルの比表面積が大きいため,気液界面での物理的吸着が飛躍的に向上し,マイクロバブル表面が負に帯電することなどが大きく関与すると考えられる。食品の洗浄で最も疎水性効果が期待できる油汚れなどに対する効果検証のため,食器に食用油を付着させた後,マイクロバブル水による洗浄を行ったところ,除去率が対照区(流水)で64%,マイクロバブル水で94%となり,効果が確認できた。大腸菌に対するマイクロバブルの効果について検討したところ,マイクロバブルを90vol%加えた場合,誘導期及び対数増殖期における増殖が抑制されていることが確認された。その原因についてはまだ確認されていないが酸素分圧,マイクロバブル収縮に伴う繰返し振動による高温高圧場の形成と水酸化ラジカルの生成などが考えられる。