抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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磁界を利用する工学分野において,用途に応じて種々の形のコイルが提案されている。コイルが複数個近接して配置されると必然的に相互誘導作用が生じるが,その強弱を示す基本的物理量としてコイル間の相互インダクタンス(M)がある。このMを任意のコイル形状について計算で予測できれば大変便利である。著者らはこれまでに,フーリエ変換法を用いて任意形状の単巻コイル間や単層コイル間のMを求め,また,ノイマンの公式による計算方法も提案してきた。本稿では,二つのコイル軸が互いに垂直な任意形状のコイル間のMをノイマンの公式から計算する式を導き,また,多層コイルに適用できる近似式も提案した。具体例として多層方形コイルを取り上げ,その相互インダクタンスについて,実験検証や計算による検討からいくつかの知見を得た。