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J-GLOBAL ID：201102236583639164   整理番号：11A1349665

省エネルギー・低エミッションを可能とする「超」希薄燃焼診断技術の開発

Flame Diagnostics of Ultra-lean (Efficient as well as Low Emission) combustion

著者 (1件)： 中村祐二 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 岩谷直治記念財団研究報告書
巻： 34  ページ： 104-107  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： Y0533A  ISSN： 0287-3532  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超希薄燃焼場の燃焼診断法として従来から提案している「アセトンOH同時PLIF法」の可能性について報告する。「アセトンOH同時PLIF法」とは燃料流中にアセトンを微量添加して,未燃領域のトレーサとして用い,一方燃焼で発生するOHラジカルを既燃領域のトレーサとして用いて,両者を同時計測して両者の間の「燃焼帯」を間接的に可視化する方法である。従来「燃焼帯」の可視化にはCH等の存在を確認する方法であったが「アセトンOH同時PLIF法」は微量のアセトンで遥かに高精度の結果が得られる。しかし超希薄の場合は通常の「アセトンOH同時PLIF法」では不十分であり,レーザシステムの改善やS/Nの高い画像を得るために検出系のバンドパスフィルタの工夫が必要である。その効果の確認と可視化によって得られた「暗線」の幅の物理的意味を解明した。

シソーラス用語： 省エネルギー ,  *診断 ,  濃度 ,  ヒドロキシルラジカル ,  トレーサ法 ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： 低放出 ,  *燃焼診断 ,  超希薄

分類 (1件)： 燃焼一般  (XE04010W)

物質索引 (1件)： アセトン

引用文献 (6件)：

• 1.Nakamura, Y., Yamada, Y., Hirota, M., and Saito, T., "Strategy to Diagnose Ultra-lean (f<0.6)Premixed Flames by Acetone-OH Simultaneous PLIF with One-laser and One-detector Combination", Journal of Visualization, Vol.14, No.1 (2011), pp.75-84
• 2.虫村祐二、山田雄一朗、廣田光智、齋藤務、"アセトンOH同時PLIF法を用いた燃焼診断_超希薄燃焼制御の実現に向けて_",可視化情報学会誌VoL31,Vol.120(2011),pp.3-8。【執筆依頼(特集記事)】
• 3.Nakamura, Y., Yamada, Y., Hirota, M., and Saito, T., "Visualizing Preheat Zone of Ultra-lean Premixed Flames via Acetone-OH Simultaneous PLIF", Proc. 2011 7th US National Combustion Meeting, Atlanta, USA (2011.3), 2E14 (on USB).
• 4.山田雄一朗、中村祐二、廣田光智、齋藤務、"アセトンOH同時PLIF法によるメタン空気超希薄予混合火炎(Φ<0.6)の可視化(Visualization of Methane-air Ultra-lean Premixed Flame(φ<0.6) via Acetone-OH Simultaneous PLIF)"、第48回燃焼シンポジウム講演論文集、福岡(2010.12)、pp.384-385.【ペストプレゼンテーション賞受賞】
• 5.Yamada, Y., Nakamura, Y., Hirota, M., and Saito, T., "Diagnostics of Ultra-lean Hydrocarbon Premixed Flames via Acetone-OH Simultaneous PLIF Method", Proc. 7th International Conference on Flow Dynamics (ICDF2010), Sendai Japan (2010.11), pp.500-501.

タイトルに関連する用語 (5件)： 省エネルギー ,  低エミッション ,  希薄燃焼 ,  診断 ,  開発