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J-GLOBAL ID：201102236838861834   整理番号：11A0772638

固体NMRによるタケの脱成分過程の解析

著者 (6件)： 西田雅一 (産業技術総合研) ,  大西みよこ (産業技術総合研) ,  兼松渉 (産業技術総合研) ,  三木恒久 (産業技術総合研) ,  杉元宏行 (産業技術総合研) ,  金山公三 (産業技術総合研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 61st  ページ： ROMBUNNO.C18-08-1045  発行年： 2011年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タケの脱リグニン過程や脱ヘミセルロース過程などの脱成分過程を,3種類の固体NMR測定法(CP/MAS,DD/MAS,PST/MAS)により,タケの構成要素ごとの運動性の評価をも含め解析を行った。その結果,脱リグニン化初期にはリグニンのOCH₃の分解が起こり,次いでリグニン芳香環の分解が起こるが,同時にヘミセルロースのCH₃との相互作用が減少することがわかった。一方,脱ヘミセルロース化でのCH₃の分解は速やかに起こるが,この際,リグニンの-O-C=Oとの相互作用が減少することがわかった。さらに,脱リグニン化と脱ヘミセルロース化を連続で行うことで,糖環のピーク強度の変化からセルロースの分解も併せて起こることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *マダケ属 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *過程 ,  脱リグニン ,  リグニン ,  化学結合 ,  分解 ,  相互作用 ,  炭水化物 ,  変化 ,  木材性質 ,  ヘミセルロース ,  メトキシ基
準シソーラス用語： メトキシル基 ,  ピーク強度変化 ,  *モウソウチク ,  リグニン芳香環 ,  *固体NMR ,  相互作用減少 ,  *脱成分過程 ,  脱ヘミセルロース ,  糖環

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 固体NMR ,  タケ ,  過程 ,  解析