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J-GLOBAL ID：201102243942131380   整理番号：11A1913970

黒潮続流域における窒素存在形態の空間・季節変動

著者 (10件)： 齊藤宏明 (水研セ 東北水研) ,  高橋一生 (東大) ,  中町美和 (水研セ 東北水研) ,  一宮睦夫 (熊本県大) ,  筧茂穂 (水研セ 東北水研) ,  市川忠史 (水研セ 中央水研) ,  日高清隆 (水研セ 中央水研) ,  浜崎恒二 (東大 大気海洋研) ,  西部悠太 (東大) ,  古谷研 (東大)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2011  号： 秋季  ページ： 169  発行年： 2011年09月01日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 黒潮続流域の表層における窒素の存在形態を,海域別に調べた。続流南部海域では,5月に硝酸塩が枯渇し,4月に比べ植物プランクトン濃度が7割減少するとともに粒状窒素(デトライタス,プランクトン)も減少し,窒素律速の生態系へと移行しつつあった。移行域では,栄養塩供給量が他海域の2-4倍あるが植物プランクトン濃度は低く,沈降して系外に移出する窒素が多かった。5月には鉄不足によって硝酸塩の取り込み制限が起こっていることが示唆された。続流北縁は4月に植物プランクトン濃度が最も高い。また5月に硝酸塩は枯渇するものの,系内の粒状窒素濃度はむしろ増加しており,供給された栄養塩の魚類餌料への転換効率が高かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *海域 ,  *窒素 ,  植物栄養 ,  *栄養塩類 ,  窒素循環 ,  硝酸塩
準シソーラス用語： *黒潮続流域 ,  窒素栄養 ,  *窒素存在形態

分類 (2件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 黒潮続流域 ,  窒素 ,  形態 ,  季節変動