抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,中間周波数帯(300Hz~10MHz)の変動磁界を利用するIH調理器などが一般家庭に普及しており,その漏れ磁界による生体への影響に関心がもたれている。ドシメトリと生体実験を関連づけた中間周波数帯での研究例は少なく,また,WHOでも動物実験,数値計算における研究を推奨している。そのような背景から,磁界による胎児の発生への影響を調査するために中間周波数帯における妊娠ラットの磁界ばく露装置開発を行った。本研究では数値シミュレーションを用いて妊娠ラットのばく露評価の結果から,内部誘導電界,電流密度を推定し,磁場発生コイルの設計を行った。その結果,一様磁界に比べ,胎児に局所的にばく露でき,コイルに電流を90A流したとき,1998年版ICNIRPのガイドラインの一般公衆の基本制限値の11倍程度,2010年版ICNIRPのガイドラインの一般公衆の基本制限値程度の誘導量が得られる装置の設計が行えた。(著者抄録)