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J-GLOBAL ID：201102245102056810   整理番号：11A1265887

ビル熱需要予測の物理モデルとデータベースモデルの融合によるハイブリッドモデリング手法

Physical and JIT Model Based Hybrid Modeling Approach for Building Thermal Load Prediction

著者 (4件)： 飯野穣 ((株) 東芝 スマートコミュニティ事業統括部) ,  村井雅彦 ((株) 東芝 電力・社会システム技術開発センター) ,  村山大 ((株) 東芝 電力・社会システム技術開発センター) ,  本山一郎 (関西電力 (株) 研究開発室エネルギー利用技術研究所)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 131  号： 8  ページ： 1431-1438 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビルの省エネのためには,その消費エネルギーのうち,40%~50%を占める空調システムの省エネが重要である。これを解決するためには,ビル空調システムの最適運用支援システムが有効である。最適運転を実現するためには,気象条件,建物運用条件に応じた熱負荷需要予測が必要となる。空調設備最適運用に必要な熱需要予測手法に注目し,そのモデル化手段として,建物の熱負荷に関する物理モデルとエネルギー消費実績データに基づくデータベースモデリングによる需要予測の新手法を提案した。建物熱負荷モデルとして,熱負荷シミュレータHASP/ACLDを用いた熱負荷モデルを構築し,その特性パラメータとして感度モデル(外気温などのある要因に対する熱負荷の変化度合いを表すモデル)を抽出した。同時にデータベースモデリングとして過去の需要実績データに基づくパターンマッチング型需要予測法を採用した。更に,両者を組み合わせたハイブリッドモデル型需要予測手法として,需要予測・修正機能を提案した。

シソーラス用語： *空調システム ,  *最適制御 ,  運用 ,  *熱負荷 ,  *需要予測 ,  モデル ,  *ハイブリッド方式 ,  モデリング ,  データモデル
準シソーラス用語： データベースモデル ,  *ハイブリッドモデル ,  物理モデル

分類 (2件)： 空気調和装置一般  (PC02010U) ,  システム設計・解析  (IA02030D)

引用文献 (16件)：

• (1) N. Nakahara and Y. Zhu : “The State of Art on the Dynamic Simulation of HVAC System and its Significance”, Journal of SHARE (The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan), Vol. 68, No. 3, pp. 161-170 (1994) (in Japanese)
• 中原信生・朱頴心:「空調システムの動的シミュレーションの動向とその意義」,空気調和・衛生工学,Vol. 68, No. 3, pp. 161-170 (1994)
• (2) H. Niwa : “Application of Dynamic Simulation to Commissioning tool of HVAC Systems”, Journal of SHARE, Vol. 73, No. 9, pp. 725-730 (1999) (in Japanese)
• 丹羽英治:「コミッショニングツールとしての動的シミュレーションの活用」,空気調和・衛生工学,Vol. 73, No. 9, pp. 725-730 (1999)
• (3) M. Kawashima : “Benchmark Test for Thermal Load Prediction”, Journal of SHARE, Vol. 73, No. 9, pp. 737-742 (1999) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： ビル ,  需要予測 ,  物理モデル ,  データベースモデル ,  融合 ,  ハイブリッドモデリング ,  手法