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J-GLOBAL ID：201102272990385815   整理番号：11A0773248

富山県産樹皮廃材の樹脂複合利用についての検討(I)-県産スギ樹皮の樹脂混合繊維としての利用可能性について-

著者 (6件)： 鈴木聡 (富山農総技セ 木研) ,  藤澤泰士 (富山農総技セ 木研) ,  高橋理平 (富山農総技セ 木研) ,  中谷浩 (富山農総技セ 木研) ,  吉井哲三 (富山県西部森林組合) ,  安田量 (富山県西部森林組合)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 61st  ページ： ROMBUNNO.Q19-P-AM05  発行年： 2011年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,富山県西部森林組合砺波支所木粉工場において,間伐材からの木粉生産に伴い多量のスギ樹皮廃材が発生している。この樹皮をWPC複合の原料として利用できれば,スギ木粉製造に伴い発生するスギ樹皮廃材の有効利用に繋がるが,樹皮については,木粉工場が実生産に使用している木粉製造装置等によって,樹脂複合に必要な繊維長もつ樹皮粉の生産が可能か不明である。また複合樹脂等に対する親和性等も明らかでない。そこで,今回,富山県産スギ樹皮の樹脂複合へ利用について検討した。その結果,富山県産スギ樹皮は,蒸煮等の前処理を行うことなく,ピンミル方式での繊維製造が可能なことが確認できた。したがって,西部森林組合木粉工場で製造に使用されている粉砕機およびふるい機で,本実験と同様な樹皮繊維が製造できると考えられる。さらに,スギ樹皮を繊維化分級したものについて,PP樹脂と混合して,成形品製造へ利用できることが確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *廃材 ,  *樹皮 ,  富山県 ,  スギ ,  木粉 ,  コンポジットレジン ,  木部繊維 ,  粉砕機 ,  *プラスチック ,  *複合材料 ,  *木材 ,  資源回収
準シソーラス用語： *WPC【プラスチック】

分類 (3件)： 樹皮,その他の林産物  (FF05050G) ,  高分子材料一般  (YH07010B) ,  資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 富山 ,  樹皮 ,  廃材 ,  スギ ,  混合繊維 ,  利用可能性