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J-GLOBAL ID：201102275223018555   整理番号：11A1191765

初期太陽系4.6兆年前に形成されたマグネタイト3Dコロイド結晶

Magnetite 3D Colloidal Crystals Formed in the Early Solar System 4.6 Billion Years Ago

著者 (9件)： NOZAWA Jun (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TSUKAMOTO Katsuo (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  VAN ENCKEVORT Willem (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD) ,  NAKAMURA Tomoki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KIMURA Yuki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MIURA Hitoshi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SATOH Hisao (Mitsubishi Materials Corp., Naka, JPN) ,  NAGASHIMA Ken (Osaka Univ., Suita, JPN) ,  KONOTO Makoto (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol.(AIST), Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 133  号： 23  ページ： 8782-8785  発行年： 2011年06月15日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マグネタイト(Fe₃O₄)のような強磁性粒子からなる三次元コロイド結晶は強い引力磁気相互作用のため,原理的に合成できない。しかしながら,地球上に2000.1月に落下し,直ちに回収されたTagish湖隕石中に数100nm範囲の均一粒度を有する多面体マグネタイトナノ結晶からなるコロイド結晶を発見した。それらのコロイド結晶は初期太陽系4.6兆年前に形成され,しかるに約10億年前に形成されたオパールのような地球上の天然コロイド結晶よりもはるかに古い。電界放出型走査電子顕微鏡と内部構造の透過型電子顕微鏡観察によって各個別マグネタイト粒子のサイズがその結晶形態を決定し,最後に,コロイド結晶の充填構造を決定する上で重要な役割を演じることを見いだした。また,各粒子が磁束閉鎖磁気ドメイン構造を有し,その構造が粒子間磁気力を顕著に縮減している。

シソーラス用語： *磁鉄鉱 ,  コロイド ,  *原始太陽系 ,  三次元 ,  *ナノ結晶 ,  多面体 ,  強磁性 ,  隕石 ,  磁束 ,  力 ,  *磁区 ,  内部構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  結晶構造 ,  結晶充填 ,  格子定数 ,  結晶面 ,  結晶形態 ,  サイズ効果
準シソーラス用語： コロイド結晶 ,  サイズ依存性 ,  マグネタイト ,  格子パラメータ ,  形態依存性 ,  磁気ドメイン ,  磁気力 ,  初期太陽系 ,  電界放出型走査電子顕微鏡 ,  面心立方構造

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 初期太陽系 ,  マグネタイト ,  3D ,  コロイド結晶