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J-GLOBAL ID：201102276166519565   整理番号：11A0604576

岐阜県東濃地方の土岐砂礫層湿地におけるヒメタイコウチ(Nepa hoffmanni)のHSIモデル構築

Development of Habitat Suitability Index model for Nepa hoffmanni in marsh on Toki sand and gravel bed in the Tono district of Gifu, Japan

著者 (9件)： 中村早耶香 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  味岡ゆい (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  上野薫 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  寺井久慈 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  南基泰 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  横田樹広 (清水建設 技研) ,  那須守 (清水建設 技研) ,  小田原卓郎 (清水建設 技研) ,  米村惣太郎 (清水建設 技研)
資料名： 環境アセスメント学会誌
巻： 9  号： 1  ページ： 58-63  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： L5271A  ISSN： 1348-1819  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,ヒメタイコウチを土岐砂礫層湿地における生態的指標種として評価種に選定し,生息地環境要因(湿地成立要因;傾斜角度,湿地生態系要因;水深,落葉落枝被率と落葉落枝の厚さ)を用いて,本種のHSI(生息地適正指数)モデルを構築することを目的とした。研究の結果,次のことが分かった。1)本HSIモデルは,土岐砂礫層湿地の成立と生態系の両環境要因がヒメタイコウチ活動期の生息地適正に影響することを示す。2)ヒメタイコウチ活動期のHSI統合式としては,幾何平均法(5.0%)は乗法(12.5%)よりも誤分類率が低く,より妥当である。

シソーラス用語： *半翅類 ,  モデル ,  指数 ,  *生息場所 ,  因子 ,  モデリング ,  水生動物 ,  湿地 ,  岐阜県 ,  生態系 ,  固有種 ,  指標生物
準シソーラス用語： HSIモデル ,  *ヒメタイコウチ ,  環境要因 ,  準固有種 ,  生息地適正指数(HSI) ,  土岐砂礫層湿地

分類 (3件)： 個体群生態学  (EE03030S) ,  オペレーションズリサーチ一般  (KA03010Q) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (18件)：

• 岐阜県博物館学芸部自然係編 (2000),「すばらしき東濃の自然, 再発見~巨大ヒノキが見てきた生き物たち~」, p. 25, 岐阜県博物館.
• 愛知県環境部自然環境課 (2007),「湿地・湿原生態系保全の考え方--適切な保全活動の推進を目指して--」, 50p, 愛知県環境部自然環境課.
• 浜島繁隆 (1976),「愛知県・尾張地方の小湿原の植生 (I)」, 植物と自然, 10(5), 22-26.
• 広木詔三編 (2002),「里山の生態学」, pp. 42-96, 名古屋大学出版会.
• 植田邦彦 (1989),「東海丘陵要素の植物地理, I. 定義」, Acta Phytotax. Geobot., 40, 190-202.

タイトルに関連する用語 (6件)： 岐阜県 ,  地方 ,  砂礫層 ,  湿地 ,  HSIモデル ,  構築