文献

J-GLOBAL ID：201102277131120534   整理番号：11A0726936

透明物体による光の屈折を考慮した計算機合成ホログラムの計算法

Calculation Method for Computer-Generated Hologram Considering Refraction by Transparent Objects

著者 (3件)： 笹森新 (北大 大学院情報科学研究科) ,  山口一弘 (北大 大学院情報科学研究科) ,  坂本雄児 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 421(IE2010 104-144)  ページ： 175-180  発行年： 2011年02月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram:CGH)は,理想的な三次元ディスプレイとして期待される技術である。CGHによるリアリティの高い立体像の表示を実現するためには,レンダリング技術の発達が不可欠である。しかし,これに関する研究は十分に行われておらず,特に光が透明物体を透過する際に生じる屈折現象を表現する手法は確立されていない。そこで,本稿ではこの屈折現象を考慮したCGHの計算法を提案する。提案手法は,コンピュータグラフィックス等の分野で用いられるレイトレーシング法をCGHに適応したものである。提案手法を用いてホログラムを作成し,レンズ等の透明物体による光の屈折が伴う光学像を再生し,本手法の有効性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機ホログラム ,  三次元ディスプレイ ,  レンダリング ,  *透明材料 ,  *光屈折 ,  コンピュータグラフィックス ,  光学画像 ,  立体画像 ,  表現 ,  計算 ,  レンズ
準シソーラス用語： *計算機生成ホログラム ,  *透明物体 ,  レイトレーシング ,  計算法

分類 (1件)： ホログラフィー一般  (BD03071V)

引用文献 (4件)：

• HUANG, T. S. Digital Holography. Proc. of IEEE. 1971, 59, 1335-1347
• 金澤圭晃. 屈折現象を考慮した計算機合成ホログラムの計算法. 電子情報通信学会論文誌, D-II. 2005, J88, 1, 88-94
• WHITTED, T. An Improved Illumination Model for Shaded Display. Communications of the ACM. 1980, 23, 6, 343-349
• WATERS, J. P. Holographic Image Synthesis Utilizing Theoretical Methods. Appl. Phys. Letters. 1966, 9, 405-407

タイトルに関連する用語 (5件)： 透明物体 ,  屈折 ,  計算機 ,  ホログラム ,  計算法