文献

J-GLOBAL ID：201102278490093492   整理番号：11A1585634

筑波山の東西南北4斜面における高度100m間隔での通年観測-斜面温暖帯に着目して-

著者 (8件)： 植田宏昭 (筑波大) ,  小塙祐人 (筑波大) ,  大庭雅道 (筑波大) ,  井上知栄 (筑波大) ,  釜江陽一 (筑波大) ,  池上久通 (筑波大) ,  竹内茜 (筑波大) ,  石井直貴 (筑波大)
資料名： 天気
巻： 58  号： 9  ページ： 777-784  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： F0064A  ISSN： 0546-0921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筑波山の東西南北4斜面上に,標高約100m間隔で気温ロガーを設置し,2008年6月1日から2009年5月31日までの期間において,30分間隔の通年観測を行った。斜面温暖帯を定量的に議論するために,麓からの逆転強度を斜面温暖帯指数(Thermal Belt Index;TBI)として定義した。TBIの大きさは,冬季を中心に極大となり,標高200~300mを中心に斜面温暖帯が形成されていた。斜面温暖帯の年間発生日数を各斜面で比較すると,西側103回,東側99回,南側59回,北側35回であった。斜面温暖帯を規定する広域の逆転現象との関係を議論するために,平野部に設置されている気象観測鉄塔データと斜面上の気温を比較した。(著者抄録)

シソーラス用語： 斜面 ,  *気象観測 ,  温度分布 ,  気温分布 ,  山岳
準シソーラス用語： 山岳気象 ,  筑波山

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (13件)：

• 郡司助. 筑波山麓における気温の逆転について. 産業気象調査報告. 1958, 21, 89-91
• 花房龍男. 筑波研究学園都市に新設された気象観測用鉄塔施設. 気象研究所技術報告. 1979, 3, 1-50
• HAYASHI, Y. Meteorological observation station at the summit of Mt. Tsukuba. Tsukuba Geoenviron. Sci. 2006, 2, 19-24
• HORI, M. E. Observation of thermal belt on an open slope by use of infrared thermography. Tsukuba Geoenviron. Sci. 2005, 1, 3-10
• 堀正岳. 筑波山西側斜面における斜面温暖帯の発生頻度と時間変化特性. 地理学評論. 2006, 79, 26-38

タイトルに関連する用語 (4件)： 筑波山 ,  斜面 ,  観測 ,  着目