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J-GLOBAL ID：201102292445696936   整理番号：11A1344408

まねきTV・ロクラクII事件最判後の著作権の間接侵害論~ネットワーク型サービスの場合に焦点を当てて~

著者 (1件)： 奥邨弘司 (神奈川大)
資料名： パテント  (Patent)
巻： 64  号： 11  ページ： 89-99  発行年： 2011年08月10日 
JST資料番号： G0278A  ISSN： 0287-4954  CODEN： JAXXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著作権の間接侵害論に関連し,まねきTV事件およびロクラクII事件に対する最高裁の判決を対象に,両判決の結論に至る経緯を検討し,これらの判決が著作権の間接侵害論(ネットワーク型サービス提供者の責任論)に及ぼす影響を考察した。両判決について,限定的な射程しか有さないものの,実際問題としてはその射程を超えて近接する事案における規範的解釈の先導として,これまでに多用されてきたカラオケ法理に代わって機能することが予想されるとした。

シソーラス用語： *特許判例 ,  *著作権 ,  *特許侵害訴訟 ,  *犯罪
準シソーラス用語： *著作権侵害

分類 (1件)： 工業所有権  (HA03000C)

引用文献 (65件)：

• (1)最判平成23年1月18日判時2103号124頁。
• (2)最判平成23年1月20日判時2103号128頁。
• (3)詳細については,瀬戸さやか「著作権侵害を理由とする差止請求及び損害賠償請求の要件事実」牧野利秋二飯村敏明編『新・裁判実務体系22著作権関係訴訟法』62~68頁参照。
• (4)その他に,著作権法第113条のみなし侵害規定に該当する者も著作権侵害者となる。
• (5)私的使用目的で作成した複製物を共有フォルダに蔵置することは,複製および送信可能化に当たり,他のユーザの求めに応じて自動的にファイルを送信することは,(自動)公衆送信に当たる。詳細はファイルローグ仮処分事件決定〔東京地決平成14年4月11日判時1780号25頁〕参照。

タイトルに関連する用語 (7件)： TV ,  事件 ,  著作権 ,  間接 ,  侵害 ,  サービス ,  焦点