文献

J-GLOBAL ID：201102292545762650   整理番号：11A1431918

タイリクヒメハナカメムシの幼虫の発育と卵のふ化に対する各種選択的殺虫剤の影響

Effect of selective insecticides and acaricides on hatching and development of Orius strigicollis Poppius

著者 (2件)： 北村登史雄 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  本多健一郎 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所)
資料名： 関西病虫害研究会報  (Annual Report of the Kansai Plant Protection Society)
巻： 53  ページ： 127-129 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0758A  ISSN： 0387-1002  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 各種選択的殺虫剤の天敵類に対する影響を,タイリクヒメハナカメムシを指標として調べた。本試験では,露地ナスの登録薬剤ピリダリル,フルベンジアミド,インドキサカルブ,ピメトロジン,フロニカミド,ブプロフェジン,シフルメトフェン,シエノピラフェンおよびミルベメクチンを供試した。これらの薬剤を常用濃度に希釈し,本種を放飼したナスに散布もしくは産卵させたナスのリーフディスクに散布した。その結果,ブプロフェジン,フロニカミドおよびブプロフェジンは幼虫の発育を遅らせたが,その差は1日以下であり,大きな影響はないと考えられた。ミルベメクチンは羽化率を低下させたが,ミルベメクチンは分解が速く,2齢幼虫および成虫に対しては影響が少ないとする報告があることから,野外における影響は限定的であると考えた。また,卵期間とふ化率に影響を与えた薬剤はなかった。

シソーラス用語： *農作物 ,  *殺虫剤 ,  農薬散布 ,  *天敵 ,  カメムシ科 ,  幼虫 ,  成長 ,  孵化 ,  羽化
準シソーラス用語： タイリクヒメハナカメムシ

分類 (4件)： 作物栽培一般  (FC03010R) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  化学的防除  (FC05050X) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U)

引用文献 (4件)：

• 1) バイオロジカルコントロール協議会(2010)バイオコントロール 14:綴じ込み.
• 2) 吉澤仁志・藍澤 亨(2007)関東東山病虫研報 54:121-125.
• 3) 吉澤仁志・藍澤 亨(2007)群馬農技セ研報 4:5-13.
• 4) 廣森 創・石田悠輔・柳澤 大・廿日出正美(2004)関西病虫研報 46:89-90.

タイトルに関連する用語 (6件)： タイリクヒメハナカメムシ ,  幼虫 ,  発育 ,  卵 ,  ふ化 ,  選択的殺虫剤