特許
J-GLOBAL ID:201103027444618948

ロバスト最適化問題を解く問題処理方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 熊倉 禎男 ,  大塚 文昭 ,  今城 俊夫 ,  西島 孝喜 ,  越柴 絵里
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-110034
公開番号(公開出願番号):特開2006-293483
特許番号:特許第4362572号
出願日: 2005年04月06日
公開日(公表日): 2006年10月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 制約条件を満たし、かつ与えられた目的関数の最適性とロバスト性の双方が改善するように1つ以上の設計変数の値を決定するロバスト最適化問題を解くプロセッサと、データ入力手段とを有する計算処理装置のための問題処理方法であって、 前記データ入力手段により、 ロバスト最適化問題を定義するために目的関数及びシグマレベルを含む制約条件関数を設定する関数設定工程と、 複数の設計候補の設計変数に初期値を入力する初期設計候補入力工程と、 前記プロセッサが、 前記入力された目的関数に基づき、最適性とロバスト性の指標をトレードオフ関係にある複数の目的関数にそれぞれ別個に設定して、前記複数の目的関数からのみ設計候補をパレート最適解に収束させるため、パレート最適解のための目的関数を生成する工程と、 前記入力された初期値を基に複数の設計候補を生成する設計候補生成工程と、 前記生成された複数の設計候補を記憶する設計候補記憶工程と、 前記生成された複数の設計候補の各近傍で、設計変数値を中心としてサンプル点を複数発生させるサンプル点発生工程と、 前記発生させた複数のサンプル点を記憶するサンプル点記憶工程と、 前記複数のサンプル点を読出し、各サンプル点における前記パレート最適解のための目的関数の値を算出し、当該目的関数値の平均値及び標準偏差を各設計候補ごとに算出する統計量算出工程と、 前記算出された平均値及び標準偏差を基に、前記各設計候補のロバスト最適解の評価指標を表す優劣指標をパレート最適性に基づいて算出する優劣指標算出工程と、 前記算出された優劣指標を前記各設計候補に対応づけて記憶する優劣指標記憶工程と、 前記優劣指標を読出して、当該優劣指標の良い設計候補を選択する設計候補選択工程と、 前記選択された設計候補を基に、新たな設計候補を作成する設計候補作成工程と、 前記作成された新たな設計候補を、既に生成され前記設計候補記憶手段により記憶されている設計候補の一部と入れ替えて記憶する設計候補入れ替え工程と、 前記入れ替えられた新たな設計候補を含む複数の設計候補を基に、前記サンプル点発生工程、前記サンプル点記憶工程、前記統計量算出工程、前記優劣指標算出工程、前記優劣指標記憶工程、前記設計候補選択工程、前記設計候補作成工程、及び前記設計候補入れ替え工程を繰り返し実行する反復処理工程と、 前記反復処理工程の実行により得られる複数のパレート最適解が収束した場合に当該反復処理を終了させる収束処理工程と、 前記収束処理工程で得られたパレート最適解のうち前記制約条件関数を充足するパレート最適解を抽出したり、又は目的関数値のばらつきをあらわすシグマレベルが変化したときのパレート最適解を各シグマレベル毎に演算することなく前記制約条件関数及び前記得られたパレート最適解から推測して、各シグマレベルとパレート最適解との関係を決定するシグマレベル評価工程と、 を有することを特徴とするロバスト最適化問題を解くための問題処理方法。
IPC (2件):
G06F 17/50 ( 200 6.01) ,  G06N 3/00 ( 200 6.01)
FI (2件):
G06F 17/50 604 A ,  G06N 3/00 550 C
引用文献:
出願人引用 (3件)
  • TSTO統合最適設計の高度化-多目的問題への拡張とロバスト最適化の導入
  • Development of Realistic Optimization Method for TSTO Spaceplane - Multi-Objective and Robust Optimi
  • 複数の設計要求を高いレベルで調和する
審査官引用 (8件)
  • TSTO統合最適設計の高度化-多目的問題への拡張とロバスト最適化の導入
  • TSTO統合最適設計の高度化-多目的問題への拡張とロバスト最適化の導入
  • TSTO統合最適設計の高度化-多目的問題への拡張とロバスト最適化の導入
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