抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブランド総合研究所が毎年発表する国内の魅力度調査の2011年の結果では,北海道は都道府県別の第1位となっており,北海道は特色のある観光地として捉えられてきた。しかし,その内実を見ると,将来も北海道の観光は安泰とはいえない。というのも,近年は北海道の観光は,国内からの観光客の減少を補うかたちで,海外からの観光客,特に中国からの観光客に支えられてきた。しかし東日本大震災の影響で,大幅に海外からの観光客の減少を見た。その意味で,北海道の観光は国内の観光客をリピーターとして維持するほどブランド力は大きくはない。このような北海道観光の限界を打破するような萌芽的なブランディングの例として,阿寒湖における宿泊施設の営業を主とする鶴雅グループのブランディングを「地域商品ブランド」と考えた場合,阿寒湖という地域ブランドとの相互作用による相乗効果がみられる。