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J-GLOBAL ID：201202218440858131   整理番号：12A1583760

未利用リン資源の回収と利活用

著者 (1件)： 袋布昌幹 (富山高専)
資料名： Phosphorus Letter  (Phosphorus Letter)
号： 75  ページ： 13-16  発行年： 2012年10月01日 
JST資料番号： L6905A  ISSN： 0917-9976  CODEN： PLETEJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全量を輸入に頼っているリンを,未利用資源である廃棄物から回収して再利用する方法について,レビューし,以下の方法を挙げた。微生物による下水処理法である活性汚泥法に伴って発生する余剰汚泥からリン化合物を温水で抽出。活性汚泥中の微生物の変異により体内にリンを濃縮できる微生物のスクリーニング。余剰汚泥の焼却灰をアルカリ溶液処理してリン酸塩を回収。余剰汚泥を炭化して,酸性溶液を用いてリンを回収。製鋼過程で得られる製鋼スラグ中に濃縮されるリンを利用。ガラスの分相を利用して都市ゴミ焼却灰の溶融スラグからリンを回収。著者らの,リン酸水素カルシウム二水和物が水溶液中フッ化物イオンと反応して安定なフッ素アパタイトを生成する反応の研究についても紹介した。

シソーラス用語： *リン ,  *資源回収 ,  *廃物利用 ,  再利用 ,  生理学 ,  微生物学 ,  生物学的水処理 ,  生物濃縮 ,  スクリーニング ,  灰 ,  有用物質回収 ,  製鋼スラグ ,  相分離 ,  燐灰石 ,  循環 ,  磁力分離 ,  溶融スラグ ,  余剰汚泥 ,  活性汚泥法
準シソーラス用語： 活性スラッジ法 ,  余剰スラッジ ,  微生物生理 ,  生体濃縮 ,  変異スクリーニング ,  ごみ焼却灰 ,  分相 ,  フルオロアパタイト ,  資源循環

分類 (4件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  産業廃棄物処理  (SC05040Z) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (22件)：

• 1) 横川善之,PHOSPHORO US LETTER,No.73,7-13(2012).
• 2) JOGMEC,鉱物資源マテリアルフロー2011,pp.405-410 (2012).
• 3) A. Kuroda, N. Takiguchi, T. Gotanda et al., Biotech. and Bioeng., 78, 333-338 (2002).
• 4) T. Morohoshi, T. Yamashita, J. Kato et al., J. Biosci. Bioeng., 95, 637-640 (2003).
• 5) 高橋泰弘,,丞嬲学会滋27,181-187(2004),

タイトルに関連する用語 (2件)： リン資源 ,  活用