抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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加熱金属面に衝突する水滴の沸騰挙動は,金属の表面粗さ,落下速度などの各種パラメータに支配されるが,各要素の影響について条件を制御して実験することは困難である。本稿では完全円滑平面として金属液体プールを使用し,これに落下衝突する水滴を高速度カメラで撮影した。液体金属にはUアロイ138(融点138°C)を使用し,温度を270°C程度まで変化させた範囲で実験し,水滴が接触後に約2msの時間遅れを伴い沸騰を開始する様子が確認された。また接触開始時間がWeber数と共に減少する関係および金属表面温度上昇と共に接触開始時間が一般的に増加する傾向を示した。さらに水滴が液体金属表面でリバウンドを繰り返した後に,上昇中に接触を開始する挙動が観察されたが,その機構については不明である。