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J-GLOBAL ID：201202230267546412   整理番号：12A1057664

「もんじゅ」におけるドップラー係数の不確かさの評価

Uncertainty Quantification of Doppler Coefficient for MONJU

著者 (7件)： 千葉豪 (日本原子力研究開発機構 FBRプラント工学研究セ) ,  千葉豪 (北大) ,  羽様平 (日本原子力研究開発機構 FBRプラント工学研究セ) ,  金城秀人 (日本原子力研究開発機構 FBRプラント工学研究セ) ,  金城秀人 (NESI) ,  西裕士 (日本原子力研究開発機構 FBRプラント工学研究セ) ,  鈴木隆之 (日本原子力研究開発機構 FBRプラント工学研究セ)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Research(Web)
号： 2011-034  ページ： WEB ONLY  発行年： 2011年12月 
JST資料番号： U0304A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「もんじゅ」炉心体系を対象として,ドップラー係数の不確かさを最新の知見を取り込んで定量的に評価した。要因別のドップラー係数に対する不確かさは以下のように整理される。なお,本検討で評価した不確かさは,2σ相当,すなわち95%の信頼幅を有するものと定義する。・核データ,計算手法に起因する不確かさについて,その系統的成分を1%,統計的成分を7%と評価した。・核分裂生成物の核データに起因する不確かさを3%と評価した(統計的成分)。・高温領域(1800K以上)における不確かさの上乗せは不要と評価した。・冷却材がボイド化した体系での不確かさの上乗せは不要と評価した。・燃料の燃焼に伴う不確かさは無視できる程度と評価した。・制御棒位置に起因する不確かさを1.7%と評価した(統計的成分)。・ドップラー係数の温度依存性を近似的に取り扱う不確かさを3%と評価した(統計的成分)。・燃料平均温度に起因する不確かさについて,その系統的成分を0.8%,統計的成分を1.2%と評価した。・ドップラー係数の計算における温度の空間分布の取り扱いに由来する不確かさを1.5%と評価した(系統的成分)。以上より,ドップラー係数の不確かさとして11.7%が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *LMFBR型原子炉 ,  *原子炉反応度 ,  不確実性 ,  核データ ,  原子炉冷却材 ,  核燃料 ,  原子炉制御棒 ,  温度依存性
準シソーラス用語： *Doppler係数 ,  Doppler反応度 ,  *もんじゅ原子炉 ,  反応度係数 ,  不確かさ

分類 (1件)： 原子炉核特性  (MD02040B)

引用文献 (22件)：

• 1) http://www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/genshiro111-a2/siryol.pdf
• 2)高下浩文、他、「核設計手法報告書」、JNC TN84102000-011(2000).
• 3)日本原子力学会、「日本原子力学会標準 統計的安全評価の実施基準:2008」、AESJ-SC- SOO1:2008(2008).
• 4)岡嶋成晃、「臨界実験装置を用いた高速炉ドップラー効果の研究」、北海道大学学位論文(1999).
• 5) A. Reichel, The temperature dependence of effective resonance integral,' J. Nucl. Energy Parts A/B, 17, p.281-292(1963).

タイトルに関連する用語 (3件)： もんじゅ ,  不確かさ ,  評価