抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人や物体の3次元空間内の動作を計測し,それらの各部分を数値化するために用いるモーションキャプチャシステムは,高精度な機器であるがゆえにその精度を引き出すには環境やソフトウェアの設定を適切に行う必要がある。本稿では,モーションキャプチャシステムを用いた動作分析の事例を紹介しつつ,制御情報システム工学科で行う授業および研究でモーションキャプチャシステムを利用するために必要なノウハウを蓄積することを目的とする。まず,計測精度に影響を与えるキャリブレーションに適したマーカの配置について検討し,次いで,人の上肢動作について行った計測実験の内容と結果について述べた。狭い範囲での動作の例としてして前腕の回内・回外およびひじ関節の屈曲・伸展,広い範囲での動作例として車椅子動作時の上肢の動作分析の結果を示した。最後に,本システムを活用した授業展開について述べた。