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J-GLOBAL ID:201202239711237518   整理番号:12A1047092

西アフリカ,サヘルにおける風食作用事象中の耕地からの土壌と栄養分損失

Soil and Nutrient Loss from a Cultivated Field During Wind Erosion Events in the Sahel, West Africa
著者 (8件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 355-363  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: F0963A  ISSN: 0031-4064  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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風食作用は西アフリカのサヘル地域における砂漠化の主発生原因である。従って,サヘルにおける持続可能な農業を促進させるために土壌養分に対する風食作用の影響を評価することは重要である。既知調査では,栄養分損失は0.05m以上の土粒子フラックスのみの測定により推定されていた。しかし,粗有機物(COM;直径200μm以上の自由有機堆積物として定義される)のフラックスと0.05m以下の土粒子フラックスを測定すべきである。これはCOMがサヘルにおける土壌養分動態において主要な役割を果たし,地表近くのフラックス測定なしで推定した土粒子損失が不正確であるためである。2005と2007年間の現地実験により全COMと土粒子フラックスを測定し,また関連する耕地における窒素フラックスもビッグスプリングナンバー・エイト(BSNE)サンプラーとBSNEサンプラーの限界能力を補償するために開発されたアイオリスマテリアルサンプラー(AMS)を用いて測定した。各年において,耕地からのCOM損失はoccurrence風食作用が発生する前にゆるい表層土に存在した初期COMの50-75%であった。土粒子の損失は60-80Mgha-1y-1であり,表層土の4-5mmy-1損失に対応する。その結果,土壌窒素の40-50kgha-1y-1が耕地から失われた。それはサヘルにおける主要作物であるパールミレット(Pennisetum glaucum)により吸収される年窒素より約2-3倍大きい。高さ0.05-1.0m(従来法)における土粒子フラックスのみの測定により推定した窒素損失は35~45kgha-1y-1であり,10-20%過小評価であった。従って,全COMと土粒子フラックスはサヘルにおける土壌養分に対する風食作用の影響を評価して測定すべきであると結論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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土壌学一般 
引用文献 (36件):

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