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J-GLOBAL ID：201202248273339166   整理番号：12A0889581

エネルギー領域の放射光メスバウアー分光

Energy domain synchrotron radiation Moessbauer spectroscopy

著者 (2件)： 三井隆也 (日本原子力研究開発機構) ,  瀬戸誠 (京大 原子炉実験所)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 25  号： 3  ページ： 166-175  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射光メスバウアー分光法は物性を元素選択的に調べる有力な手法だが,通常はパルスX線で試料中の原子核を励起し,基底状態に崩壊する時に放出されるγ線の干渉現象を時間領域で観測するため,測定や解析が複雑である事に加えて実験が放射光のシングルバンチ運転期間に限定される事が普及の妨げになっていた。この問題を解決するために,最近,反強磁性体単結晶の核ブラッグ反射を用いて放射光をneV領域まで超単色化できる技術や単一共鳴準位を持つ基準散乱体を用いる新しい測定法が開発され,エネルギー領域の放射光メスバウアー分光が実用化された。本稿では,これらの測定原理と得られる物性情報を解説し,超高圧実験,薄膜の局所磁性探査やX線非弾性散乱への応用例を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： シンクロトロン放射 ,  反強磁性体 ,  Bragg反射 ,  超高圧 ,  X線散乱 ,  *Moessbauer分光法 ,  モノクロメータ ,  磁気転移 ,  鉄化合物 ,  水素化物 ,  ユウロピウム化合物 ,  磁気構造
準シソーラス用語： 共鳴X線非弾性散乱 ,  *放射光Moessbauer分光法 ,  核共鳴散乱 ,  価数転移

分類 (1件)： Moessbauer効果一般  (BM07081J)

引用文献 (47件)：

• MOSSBAUER, R. L. Z. Physik. 1958, 151, 124
• RUBY, S. J. Phys. (Paris) Colloq. 1974, 35, C6-C209
• GERDAU, E. Phys. Rev. Lett. 1985, 54, 835
• HASTINGS, J. B. Phys. Rev. Lett. 1991, 66, 770
• KIKUTA, S. In-X-ray and Inner-Shell-Processes, AIP. 1997, 389, 351

タイトルに関連する用語 (3件)： エネルギー領域 ,  放射光 ,  メスバウアー分光