文献
J-GLOBAL ID:201202253318709087   整理番号:12A0229425

温度・pHを制御したフロースルー溶解試験による花崗岩溶解速度定数式の提案とその妥当性の検討

Evaluation of Dissolution Equation in Granite Examined by Flow-Through Dissolution Experiment under Temperature and pH Conditions Controlled
著者 (3件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 79-85  発行年: 2012年01月25日 
JST資料番号: F0463A  ISSN: 1881-6118  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,石英,長石,黒雲母を構成主鉱物とする花崗岩に着目し,個々の鉱物溶解特性を個別に評価するのではなく,一塊の花崗岩としての溶解特性を評価する。具体的には,花崗岩の粉末試料を用いて,温度(30,50,70°C)およびpH(6,9,13)を制御したフロースルー溶解試験を実施し,温度・pHに依存する花崗岩の溶解速度式を同定する。本研究より得られた知見を以下に記述する。1)30,50,70°Cの温度条件およびpH(6,9,13)のpH条件で花崗岩のフロースルー溶解試験を実施し,主構成元素についてICP発光分光分析を行うことで花崗岩の溶出濃度を計測した。その結果,溶出濃度はSiが最も高いことを確認できた。2)フロースルー溶解試験により得られた溶出濃度を用いて,各元素の溶解速度定数を算出した。3)導出した溶解速度定数式の妥当性を検討するため,本研究で実施したフロースルー溶解試験で測定した溶出濃度と,花崗岩の溶解速度定数式から予測した溶出濃度を比較検証した。4)花崗岩の溶解速度定数式を用いて,花崗岩不連続面透水試験における元素濃度変化の再現解析を行った。その結果温度・pH変化に対応して実験結果の溶出濃度を概ね再現することができた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
透水性,浸透水,土中水  ,  土木地質学・水文地質学一般 

前のページに戻る