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J-GLOBAL ID：201202254341642972   整理番号：12A0043757

テキストマイニングによる判例文書の解析とその結果を用いたIT知財訴訟判決の要因およびIT知財訴訟判決が経営に与える影響の分析

著者 (3件)： 増山繁 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  酒井浩之 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  野中尋史 (豊橋技科大 大学院工学研究科)
資料名： 電気通信普及財団研究調査報告書(CD-ROM)
号： 26  ページ： 126-130  発行年： 2011年12月 
JST資料番号： J0374B  ISSN： 1346-0404  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IT知財紛争が頻発する中で,各企業においては知財訴訟が経営へ及ぼす影響を見定め,過去の判決要因を分析し,訴訟戦略の意思決定を行うことが求められている。そこで,本稿では,過去の膨大な判例を解析するために,計算機を用いて自動的に分析を行う手法を開発した。具体的には,まず,テキストマイニングを用いた大規模な判例文書の解析による,自動的な情報抽出手法の開発について説明した。さらに,金融工学的手法の1つであるイベントスタディ法(上場企業において,イベントが生じたことが株価に影響を及ぼしたかを検証する)を用いて,IT業界における知財訴訟判決の要因およびIT知財訴訟判決が経営に与える影響について分析した。その結果,IT業界は,原告が勝訴しやすいこと,原告勝訴の判決における原告側企業の株価変動に対して訴訟の影響がないこと,等が分かった。

シソーラス用語： 情報産業 ,  *知的財産権 ,  特許侵害訴訟 ,  *特許判例 ,  データマイニング ,  知識獲得 ,  文書処理 ,  *情報抽出 ,  *企業経営
準シソーラス用語： *IT産業 ,  テキストマイニング ,  影響分析 ,  株価 ,  経済的影響 ,  特許訴訟

分類 (3件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  工業所有権  (JA01070P) ,  計算機ソフトウエア一般  (JD01010K)

引用文献 (3件)：

• [Boser 1992] Boser, B. E., Guyon, I. M., Vapnik, V. , ”A training algorithm for optimum margin classifiers”, Proc of the fifth Annual Workshop on Computational Learning Theory, pp. 144-152. ACM Press, (1992)
• [鈴木 2008]鈴木公明,新薬関連イベントに対する株価反応に関する実証研究,日本知財学会第六回年次学術研究発表会要旨集pp334-337,2008.
• [藤村 2009]藤村真太郎,酒井 浩之,増山 繁,企業業績要因文の経常的か否かに基づく分類とイベントスタディ法に基づく分析,第23回人工知能学会全国大会,2009.

タイトルに関連する用語 (10件)： テキストマイニング ,  判例 ,  文書 ,  解析 ,  IT ,  訴訟 ,  判決 ,  要因 ,  経営 ,  分析