抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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微弱信号に強雑音が重畳された入力信号から微弱信号のみを取り出す手法として,確率共鳴現象を応用した経路長変調ネットワークが提案されている。ここでは精度良く微弱信号を取り出すために,入力信号に雑音の相関時間以上の遅延を与えて無相関な雑音成分を複数作成し,それらの統計平均を取ることで雑音の影響を抑えている。白色雑音を仮定すると雑音の相関時間は無視できるため,与える遅延量は限りなく短く設定すればよい。しかし,実環境では必ずしも白色雑音となるとは限らない。そこで本報告では,1/f雑音という有色雑音環境下で経路長変調ネットワークを評価し,その有効性を検証する。さらに,経路長変調ネットワークを線形フィルタと非線形素子の混合系として解析・考察を行い,提案手法がノイズシェーピングと同様な効果を持つことを述べる。(著者抄録)