抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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独立に構築された異なる言語の異なる語彙概念を相互に対応付ける「異言語間語彙概念マッチング」に関し,対訳資源と目的言語における語義タグ付きコーパスを用いることによる,軽量な語彙概念の対応付け方式を提案し,その評価結果について報告する。より具体的には,英語WordNet(Princeton WordNet)を目的言語における語彙概念体系とする日英方向の語彙概念の対応付けをタスクとして取り上げ,目的言語(英語)における語義タグ付きコーパスとして,Princeton Annotated Gloss Corpusを利用する。日本語WordNetから選出した語彙概念をクエリとして用いる対応付けの再現実験においては,上位5件の候補に対して約73%の成功率を得た。本論文で報告する方式は同義語集合(synset)を構成する単語のみを情報源として用い,語彙概念の定義・説明(gloss)や語彙概念体系の構造的な情報などを用いないものであるため,今後これらの情報を統合することにより,さらに高い精度を達成することが期待できる。(著者抄録)