抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2010年の夏季の西部北極海においてマイクロプランクトン(珪藻類,渦鞭毛藻類および繊毛虫類)の水平分布を調査し,それらの分布を決定する要因を考察した。マイクロプランクトン群集は5グループに区分された。各グループの水平分布は明確に分離し,東シベリア海からチャクチ海以北において繊毛虫が優占するグループがあり,これはマイクロバイアルループが活発に駆動していることを示している。一方,チャクチ海陸棚域には細胞密度が高く珪藻類が優占したグループがあり,これは高栄養塩の太平洋水流入の影響と考えられた。両グループの間に分布した残りの3グループは,夏季性渦など複雑な海洋物理構造の反映と考えられた。(著者抄録)