抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,デジタル化技術の発展と共に,文化的遺産のデジタル化保存に対する関心が高まっている。日本においても,国立国会図書館により,公共的知識リソースを整備し,提供することが緊急の課題となっており,所蔵資料のデジタル化と全文テキスト化の実証実験が進められている。東京大学知の構造化センターでは,知識資源のデジタル化,高度な利活用技術の確立を目標とした,文理融合による文化的価値創出の研究を推進している。本報では,そのパイロットプロジェクトとして進めている,岩波書店『思想』の構造化プロジェクトを紹介している。その全容は,テキストのデジタル化,考察,結論の項で言及している。今後の課題は,機械学習などを利用した,より自動化度の高いシステムの構築と運用が望まれると付言している。