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J-GLOBAL ID:201202264834345034   整理番号:12A0797616

モンゴルの山地ステップにおける小型哺乳類の生息地の空間異質性と共同性ギルド

Cooperative guild and spatial heterogeneity in habitat of small mammals in the mountain steppe of Mongolia
著者 (6件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 357-362 (WEB ONLY)  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: U0233A  ISSN: 2187-0500  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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モンゴルの山地草原ではネズミ類とウサギ類が主な生態系のエンジニアとなる。2010年の現地調査で我々はブラントハタネズミ(Microtus brandti),ダウリナキウサギ(Ochotona daurica),シベリアマーモット(Marmota sibirica)が同所に生息する特異な地域を発見した。このような動物群集は共同性ギルドと呼ばれる。相互関係を明らかにするためにコロニーの空間分布を衛星画像(ALOS AVNIR-2,ASTER GDEM)と合わせ,植生指数(MSAVI2)と数値標高データ(DEM)を用いてGISによる解析を行った。その結果,ハタネズミは植生指数の低い場所に生息し,ナキウサギとマーモットは植生指数の高い場所に生息していた。そして植生指数であるMSAVI2のヒストグラムをベースとし,コロニー数により調節するモデルを作成し,植生指数がコロニー外よりも低い場所は新コロニーであり,周囲より高い植生指数の場所は古コロニーであることが分かった。この同所的な生息地域では共同性ギルドであるハタネズミ,ナキウサギ,マーモットの生息地選択が明確であり,新,旧コロニーの差から,これらの小型哺乳類の生息攪乱によって植生指数が高くなったと考えられる。そして生態系エンジニアとしての働きが明らかになったことで相利共生系としての共同性ギルドの関係が明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  個体群生態学 

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