抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コーヒーの飛沫がテーブル上で乾いた時,リング状の乾燥痕が観察される。これは,基板上で乾燥する液滴の蒸発速度の部位差によって毛細管流が生じ,懸濁粒子が縁近傍に輸送され,沈着するためである。Coffee ring effectとして良く知られるこの現象は,微粒子の自己組織化,コロイド結晶の作製,均一微細パターニングを目指すインクジェットプリンティングなどにとって根源的な問題である。一方,植物由来のナノセルロースを用いた次世代材料が広く研究されているが,この高い異方性と多分散性を有するコロイドを任意に制御し,高次構造を構築する事を目指したときに必要となる,流体中の流れや構造化に関する実際的な知見は少ない。本研究では,3種類のセルロースナノコロイドを用い,液滴の基板上乾燥による流れと構造化の解析を行った。(著者抄録)