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J-GLOBAL ID：201302211154706823   整理番号：13A0689395

脳機能に影響を与える食品の香り成分

Effect of food odor component on brain function

著者 (2件)： 陽東藍 (静岡県産業振興財団) ,  横越英彦 (中部大 応用生物)
資料名： 季刊香料  (香りの本)
号： 257  ページ： 41-48  発行年： 2013年03月20日 
JST資料番号： F0797A  ISSN： 0368-6558  CODEN： KORYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 脳を健全に保ち,心身とも質の良い生活を送るための一手段として香りの機能効果が注目を浴びている。以下のような香り成分の脳機能効果を紹介した。1)柑橘香気成分(リモネンについてラットへ投与後の経時的な血中・脳内への移行を確認する実験,ラットやヒトボランティアを用いた抗ストレス効果の検討,ラットを用いた受動回避試験による認知機能改善効果への検討),2)みどりの香り(n-ヘキサナール投与による脳内ドーパミン放出量増加およびそのメカニズムに関する研究,受動回避試験による記憶学習能低下ラットに対する投与効果の研究),3)茶の香り(睡液クロモグラニンA濃度による検討,脳波活動への影響)。

シソーラス用語： *機能 ,  *神経生理 ,  *フレーバー ,  芳香成分 ,  学習 ,  クロモグラニン ,  動物実験 ,  ラット ,  実験動物 ,  組織中濃度 ,  薬理作用 ,  能力 ,  細胞分泌 ,  脂肪族アルデヒド ,  単環モノテルペン ,  脂環式炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  ジエン
準シソーラス用語： 記憶学習 ,  かんきつ類 ,  クロモグラニンA ,  *脳機能 ,  脳機能改善作用 ,  学習能力 ,  ドーパミン放出 ,  認知機能 ,  抗ストレス作用

分類 (1件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (2件)： n-ヘキサナール ,  リモネン

引用文献 (23件)：

• 1. 川端一永:医師がすすめるアロマセラピー, マキノ出版, 東京 (1999)
• 2. Komiya M., Takeuchi T., Harada E. : Lemon oil vapor causes an anti-stress effect via modulating the 5-HT and DA activities in mice, Behay. Brain Res., 172, 240-249 (2006)
• 3. Tanida M., Niijima A., Shen J., Nakamura T., Nagai K. : Olfactory stimulation with scent of essential oil of grapefruit affects autonomic neurotransmission and blood pressure, Brain Res., 1058, 44-55 (2005)
• 4. Zhou W., Yoshioka M., Yokogoshi H. : Sub-chronic effects of s-limonene on brain neurotransmitter levels and behavior of rats, J Nutr Sci Vitaminol, 55 (4) , 367-73 (2009)
• 5. Zhou W., Fukumoto., Yokogoshi, H. : Components of lemon essential oil attenuate dementia induced by scopolamine, Nutr Neurosci, 12 (2) , 57-64 (2009)

タイトルに関連する用語 (3件)： 脳機能 ,  食品 ,  香り成分