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J-GLOBAL ID：201302215762689104   整理番号：13A0665726

東日本大震災に対する復旧・復興対策への取り組み 3.3 復旧・復興対策への技術支援 3.3.7 港湾分野(港湾内の海岸保全施設を含む)

著者 (2件)： 長尾毅 (国土技術政策総合研) ,  淺井正 (国土技術政策総合研)
資料名： 国土技術政策総合研究所研究報告  (国総研研究報告)
号： 52  ページ： 162-173  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： L4567A  ISSN： 1346-7301  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011(平成23)年3月11日の東北地方太平洋沖地震による港湾施設の被害に関して,国土技術政策総合研究所は,港湾空港技術研究所と合同で調査を行った。港湾施設の被害は,防波堤等の津波による被害と,岸壁等の地震動による被害に大別された。防波堤の津波による被害としては,防波堤ケーソンの滑動・転倒・陥没が見られたほか,流れによる大規模な洗掘を生じた。岸壁の被害は,福島県,茨城県の港湾において顕著で,宮城県以北の港湾においては被害が少なかったが,両者の相違は,地層の相違によると考えられた。岸壁の被害パターンは,法線の海側へのはらみだし,壁体の傾斜,背後のエプロンの陥没などだった。本文は,東日本大震災による港湾分野の被害について,「港湾施設の被害」と「港湾内の海岸保全施設」という項目に分けて記した。

シソーラス用語： *大地震 ,  港湾 ,  土木構造物 ,  *港湾施設 ,  津波 ,  地震動 ,  東北地方 ,  関東地方 ,  防波堤 ,  係船岸 ,  研究所 ,  *災害調査 ,  現地調査 ,  施設 ,  胸壁【構造物】
準シソーラス用語： 海岸保全施設 ,  港湾空港技術研究所 ,  港湾構造物 ,  国土技術政策総合研究所 ,  *東北地方太平洋沖地震

分類 (2件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (15件)：

• 1)熊谷兼太郎、桜庭雅明、後岡寿成:2011年東北地方太平洋沖地震津波による漂流物被害、第23回海洋工学シンポジウム講演論文集、日本海洋工学会他、OES23-015、2012
• 2)港湾における総合的な津波対策のあり方(答申):交通政策審議会港湾分科会防災部会、2012
• 3)港湾における総合的な津波対策のあり方(中間とりまとめ):交通政策審議会港湾分科会防災部会、2011
• 4)高橋重雄、戸田和彦、菊池喜昭、菅野高弘、栗山善昭、山暗浩之、長尾毅、下迫健一郎、根木貴史、菅野甚活、富田孝史、河合弘泰、中川康之、野津厚、岡本修、鈴木高二朗、森川嘉之、有川太郎、岩波光保、水谷崇亮、小濱英司、山路徹、熊谷兼太郎、辰巳大介、鷲崎誠、泉山拓也、関克己、廉慶善、竹信正寛、加島寛章、伴野雅之、福永勇介、作中淳一郎、渡邉祐二:2011年東日本大震災による港湾・海岸・空港の地震・津波被害に関する調査速報、港湾空港技術研究所資料、No.1231、200p.、2011
• 5)交通政策審議会港湾分科会防災部会:第5回防災部会資料、2012

タイトルに関連する用語 (7件)： 東日本大震災 ,  復旧 ,  復興 ,  対策 ,  支援 ,  港湾 ,  海岸保全施設