文献

J-GLOBAL ID：201302234417402603   整理番号：12A1792465

新しい保水型収縮低減剤を用いた低収縮コンクリートの適用事例

著者 (4件)： 百瀬晴基 (鹿島建設 技研) ,  閑田徹志 (鹿島建設 技研) ,  正長眞理 (日本触媒 機能性化学品研) ,  名和豊春 (北大 大学院工学研究院)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 790  ページ： 35-40  発行年： 2012年12月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 保水型SRA(乾燥収縮低減剤)を用いたデッキスラブコンクリート(厚さ150mm)の適用事例を紹介する。乾燥収縮率は,500マイクロ以下を目標とした。試験練の結果,保水型SRAは4kg/m3使用し,膨張材20kg/m3も併用した。保水型SRAを使用したコンクリートの強度は5%の強度低下があるものとし,W/Bを原調合(52.5%)から2.5%減じ49.7%とした。その結果,スランプ(15±2.5cm)および空気量(4.5±1.5%)は,全て許容値内であった。強度は,呼び強度27に対して,現場封緘養生(材齢56日)の圧縮強度は40N/mm2程度であり,十分な強度であった。

シソーラス用語： *保水性 ,  *コンクリート添加剤 ,  乾燥収縮 ,  *コンクリートスラブ ,  亀裂鈍化 ,  調合 ,  材令 ,  圧縮強さ ,  低温 ,  養生 ,  *コンクリート工事
準シソーラス用語： *収縮低減剤

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (6件)：

• 正長眞理. 保水性を有する新収縮低減剤を混和したコンクリートの実用化 (その1-5). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 2011.8. 2011, 453-462
• 黒岩秀介. 保水性を有する新収縮低減剤を混和したコンクリートの実用化 (その6-9). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 2012.9. 2012, 699-706
• 黒岩秀介. 保水性を有する新収縮低減剤を混和したコンクリートの実用化 (その2. コンクリートの耐久性等に及ぼす影響). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 2011.8. 2011, 455-456
• 日本コンクリート工学会. 混和材料から見た収縮ひび割れ低減と耐久性改善研究委員会. 2010
• 閑田徹志. 乾燥収縮試験法の省力化に関する実験研究. 日本建築学会構造系論文集. 2008, 73, 628, 851-857

タイトルに関連する用語 (5件)： 保水 ,  収縮低減剤 ,  収縮 ,  コンクリート ,  適用事例