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J-GLOBAL ID：201302245014247677   整理番号：13A1582501

天然材料を見直す 3.植物バイオマス「リグニン」由来低分子“PDC”を用いたバイオベース材料

著者 (2件)： 敷中一洋 (東京農工大 大学院工学研究院) ,  重原淳孝 (東京農工大 大学院工学研究院)
資料名： 接着の技術  (Adhesion Technology, Japan)
巻： 33  号： 2  ページ： 11-16  発行年： 2013年09月30日 
JST資料番号： G0890B  ISSN： 0289-8225  CODEN： SGIJE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近政井らが発見したS.paucimobilis SYK-6株を用いたリグニンの選択的低分子化によって得た最終生成物;2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)の重合による新規バイオポリマの開発について検討した。重合法について検討し,エチレングリコール及びプロピレングリコールとの脱水重縮合による直鎖ポリエステル合成法を採用した。重合触媒として酸化アンチモンを用いた。1,3-プロパンジオールその他のジオールとの共重合体の合成にも成功した。得られたPDC及びPDC共重合体が金属に強く接着することを見出した。PDC-ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレート共重合体(PDC/BHT)の各種金属に対する接着強さを調べた結果,ステンレス鋼,アルミ及びガラスに強く接着した。PDCにグリシドールをグラフト共重合させたエポキシ樹脂は金属に対する強い接着性を示した。さらにPDC-アミン複合体によるナノワイヤの開発,及びPDC低分子誘導体の有機ゲル化剤としての開発について報告した。

シソーラス用語： *リグニン ,  *微生物分解 ,  重合 ,  *生体高分子 ,  重縮合 ,  共重合体 ,  高分子 ,  *ポリエステル ,  *合成樹脂接着剤 ,  加工 ,  *接着強さ ,  グラフト共重合体 ,  *接着剤 ,  脂肪族アルコール ,  ジオール ,  アルコール ,  環状エーテル ,  第二アルコール
準シソーラス用語： *エポキシ樹脂系接着剤 ,  *バイオポリマ ,  *金属加工 ,  直鎖状高分子

分類 (5件)： 木材化学  (FF05040V) ,  重縮合  (CG04050Z) ,  各種接着剤  (YK03000X) ,  エポキシ樹脂  (YH07040I) ,  ポリエステル,アルキド  (YH07070P)

物質索引 (5件)： 1,3-プロパンジオール ,  2-ピロン-4,6-ジカルボン酸 ,  エチレングリコール ,  グリシドール ,  プロピレングリコール

タイトルに関連する用語 (6件)： 天然材料 ,  植物バイオマス ,  リグニン ,  低分子 ,  PDC ,  ベース材料