抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プリンテッド・エレクトロニクスの実現に向けた背景と課題に関して,セルロースナノファイバーを中心に紹介した。紙は高耐熱性,折り畳み性,軽量,低環境負荷といった特徴を有しているため,数多くの電子デバイスの試作がおこなわれてきた。パルプ繊維をナノサイズまで解繊したセルロースナノファイバーを用い,ナノペーパーという紙を開発した。セルロースナノファイバーの製造方法(マイクロサイズの木材パルプ繊維をTEMPO酸化触媒で化学処理し,極めて軽微な力で機械的に解繊処理を施す),透明な紙(セルロースナノファイバーシート)(セルロースナノファイバーは高強度,高弾性,低熱膨張繊維である)およびプリンテッド・エレクトロニクスへの応用(折り畳み可能な高導電性配線の開発,高感度ペーパーアンテナの開発,カーボンナノチューブ/セルロースナノファイバーインクの開発,太陽光発電する紙)について詳述した。