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J-GLOBAL ID：201302253008208930   整理番号：13A0738862

マレー半島・クラ地峡をめぐる古代交易ルートに関する一考察-地理情報システムを用いた移動コスト分析-

著者 (2件)： 清野陽一 (京大 大学院人間・環境学研究科) ,  魚津知克 (大手前大 史学研)
資料名： 情報処理学会シンポジウム論文集  (情報処理学会ワークショップ論文集)
巻： 2012  号： 7  ページ： 219-224  発行年： 2012年11月10日 
JST資料番号： Y0978B  ISSN： 1344-0640  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「海のシルクロード」と呼ばれる,太平洋・インド洋沿岸の交易ルートは,古代アジア全体の相互交流に大きな役割を果たしたと考えられる。そのルートを具体的に復原するうえで大きな問題となるのが,マレー半島基部にあるクラ地峡の存在である。本研究では,クラ地峡を陸路で横断した場合と,マラッカ海峡を海路で通過した場合とのそれぞれについて,地理情報システム上での移動コスト計算をおこなった。その結果,特別な理由が無ければ,クラ地峡を通らず海上を通るルートの方が楽に移動できることがわかった。クラ地峡ルートを採用するのは,従来の説の通り,船の座礁や難破,海賊による略奪といった人文的環境が背景にあるに違いない。今後は,海上交通における移動コストをより実態に近い形で算出するためのパラメータを求めることが重要課題である。(著者抄録)

シソーラス用語： 経路 ,  *貿易 ,  時期 ,  半島 ,  地域 ,  *地理情報システム ,  アジア ,  原価 ,  船舶 ,  人文科学 ,  歴史 ,  *地図
準シソーラス用語： Malay半島 ,  クラ地峡 ,  移動コスト ,  海賊 ,  古代 ,  *古代交易ルート ,  交易

分類 (3件)： マーケティング  (KA06020W) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  製図,図学  (RA01080I)

タイトルに関連する用語 (5件)： マレー半島 ,  古代 ,  交易 ,  地理情報システム ,  コスト分析