抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2006年度に制御の概念や意義を説明するデモンストレーション用の実験装置として,台車型倒立振子が製作された。それ以来この装置は,沼津高専(本校)機械工学科の自動制御などの講義やイベントにて,毎年利用されてきた。この実験装置の代替として慣性ロータを用いた倒立振子実験装置を製作した。実験装置の構成は,大きく分けると機械装置と制御回路からなる。機械装置では,ロータ型倒立振子とそれを支える機械構造を製作した。また,制御回路では,マイコン,電流制御器,モータドライバからなる回路を作成した。機械装置は3D-CAMソフトウェアであるSolidWorksを用いて設計された。振子は振子の回転軸を中心に回転し,平板上に固定された軸受によって支えられる。研究目的に対する達成度は次の通りである。1)制御器にマイコンを用いて,実験装置をコンパクトに製作した。ただし,小型の電源装置を設置する作業が残っており,達成度は90%とする。2)ロータが加速できる間は,1入力1出力のPD制御によって,不安定な2次系を安定化することができた。しかし,系全体としての安定化は達成できておらず,課題が残った。よって達成度は50%とする。