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J-GLOBAL ID：201302258347119298   整理番号：13A0713045

縞葉枯病抵抗性を備えた中生の極良食味水稲新品種「さとじまん」の育成

著者 (18件)： 佐藤宏之 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  井辺時雄 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  安東郁男 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  堀末登 (農業研究セ) ,  根本博 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  坂井真 (農研機構 九州沖縄農業研究セ) ,  太田久稔 (農研機構 東北農業研究セ) ,  平林秀介 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  出田収 (農研機構 近畿中国四国農業研究セ) ,  高舘正男 (農業研究セ) ,  竹内善信 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  平山正賢 (茨城県農業総合セ) ,  田村和彦 (岩手県農業研究セ) ,  加藤浩 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  須藤充 (青森県産業技術セ) ,  沼口憲治 (種苗管理セ) ,  青木法明 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  平澤秀雄 (農業研究セ)
資料名： 作物研究所研究報告  (Bulletin of the NARO Institute of Crop Science)
号： 14  ページ： 37-56  発行年： 2013年03月29日 
JST資料番号： Y0725B  ISSN： 1346-8480  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水稲新品種「さとじまん」は,縞葉枯病抵抗性を備えた中生の極良食味を目的に交配組み合わせによって育成された品種である。「コシヒカリ」は,我が国で最も作付けの多い水稲品種で,収穫量も36.5%と一極集中的であるが,温暖地では,収穫作業の競合回避のため刈り取り時期の遅い中生極良食味品種が求められていた。また,近年米麦二毛作が奨励され,関東地方の麦跡栽培による米の市場価格が低いため,麦跡晩植栽培に適した市場性の高い品種の育成も求められていた。そこで,作物研究所では,そうした条件に適する中生品種の育成に努めてきた。ここでは,そうした品種のうち神奈川県での奨励品「さとじまん」についてレビューした。

シソーラス用語： *縞葉枯病 ,  *耐性 ,  成長速度 ,  *味 ,  *水稲 ,  *新品種 ,  コシヒカリ ,  二毛作 ,  価格 ,  神奈川県 ,  *品種
準シソーラス用語： イネ縞葉枯病 ,  *さとじまん ,  市場価格 ,  奨励品種 ,  中生 ,  *抵抗性 ,  *良食味

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

引用文献 (15件)：

• 赤間芳洋・中根晃・堀末登・安東郁男・羽田丈夫・須藤充・伊勢一・男・沼口憲治・古館宏・井邊時雄(1994)良食味水稲新品種候補系統「関東166号」の育成.平成6年度「作物生産」研究成果情報.
• 荒川誠・武井由美子・戸倉一泰・矢ヶ崎健治・小指美奈子・箕田豊尚・石井博和・岡田雄二・関口孝司・大岡直人・渡邉耕造・大塚一・雄・新井登(2003)病害虫複合抵抗性水稲新品種「彩のかがやき」,「彩のきらびやか」の育成.埼玉県農林総合研究センター研究報告,3,23-41.
• 福嶋淑恵・坂本堅五・北川高弘・上原義彦・佐々木晧二(1997)水稲「こいごころ」の奨励品種(準奨励)採用.平成9年度関東東海農業試験研究推進会議成果情報.
• 早野由里子・斎藤浩二(2009)縞葉枯病抵抗性イネ個体を検出する高精度DNAマーカー.平成21年度北海道農業試験研究推進会議成果情報.
• Hayashi, N., H. Inoue, T. Kato, M. Shirota, T. Shimizu, H. Kanamori, H. Yamane, Y. Hayano-Saito, T. Matsumoto, M. Yano and H. Takatsuji (2010) Durable panicle blast-resistance gene Pb1 encodes an atypical CC-NBS-LRR protein and was generated by acquiring a promoter through local genome duplication, The Plant Journal 64, 498-510.

タイトルに関連する用語 (6件)： 縞葉枯病 ,  抵抗性 ,  極 ,  良食味 ,  水稲 ,  新品種