抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小笠原諸島は東京から南方約1000kmに位置し,大陸と陸続きになったことがない海洋島である。そのため,多くの生物固有種が生息するなど独自の生態系が育まれている。多様で独特な自然環境を楽しむため,本諸島には毎年1万以上の「コアなツーリスト」が訪れている。小笠原諸島では自然資源の保全とその観光利用とのバランスの調整が必要とされ,様々な試行錯誤がなされている。なかでもいくつかの小笠原固有の自主ルールによって,自然資源の保全と観光利用との塩梅が図られている。ここでは,小笠原諸島父島の近海に位置する南島を事例に,「南島ルール」導入の経緯とその効用,および観光への影響を検討し,自然資源の適正な観光利用について考察した。