抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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台湾北東海域における黒潮は,夏季に陸棚斜面に沿って東進し,冬季に陸棚上へ乗り上げると考えられている。この変動は,先行研究により明らかにされつつあるが,依然として不明な部分が多い。そこで本研究では,遠距離海洋レーダデータ及び大気海洋結合モデルを用いて,台湾北東海域における黒潮の季節変動について調べた。海面流速データから黒潮流軸を決定し,経度0.5度間隔で月平均流軸位置を求めた結果,夏季の黒潮は陸棚斜面上に位置し,秋季から冬季にかけては陸棚斜面より北に位置する傾向があることが分かった。さらに,大気海洋結合モデルを使い変動機構及び変動要因を考察した後,遠距離海洋レーダデータとの比較を行った。(著者抄録)