抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トウモロコシ果皮アラビノキシランの水分吸着特性の評価した。また,アラビノキシランを用いてフィルムを作製し,その水分吸着量と物性との関係の解明を試みた。その結果,アラビノースの側鎖が多ければ多いほど水を吸着しやすいことが明らかとなった。また,高湿度条件においてはアラビノースの側鎖が多いほどより多くの水分を吸着・維持することも明らかとなった。フィルムの引張強度,伸びといった物理的特性に関しては,含水率5%前後においてピークが認められるとともに,含水率の増大に伴って剛性が低下し,伸びるようになった。これらの結果より,アラビノキシランの側鎖構造は,トウモロコシ果皮の水分に対する挙動を調節しているばかりではなく,その他の物性にも影響を及ぼしていることが推察された。(著者抄録)