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J-GLOBAL ID：201302269887803211   整理番号：13A1334673

森林土壌の特徴と地力増進基本指針による農耕地土壌との比較-環境保全型農業の参照としての森林土壌-

Chemical characteristics of forest soils and comparison of their characteristics with agricultural soils according to the criteria for promoting soil fertility: Forest soil as a reference for conservation-oriented agriculture

著者 (6件)： 高橋正通 (森林総合研) ,  小松崎将一 (茨城大 農) ,  長谷川元洋 (森林総合研) ,  橋本みのり (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  橋本みのり (大東文化大 環境創造) ,  金子信博 (横浜国大 大学院環境情報研究院)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 84  号： 4  ページ： 275-284  発行年： 2013年08月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 森林土壌の特徴を取りまとめ,地力増進基本指針による環境保全型農業土壌の改善目標値と比較した。土壌としては褐色森林土と黒色土を選んだ。解析用データは酸性雨等森林衰退調査事業第1期のデータなどを用いた。窒素濃度は褐色森林土5.77g/kg,黒色土7.70g/kgで畑や樹園地よりも高く,可給態窒素は目標値の2倍近い。酸度はpH5程度,塩基飽和度は10cmol_c/kg程度で目標値より低い。炭素濃度は褐色森林土89.6g/kg,黒色土121g/kgと高く,目標値の2~3倍である。農地土壌と比較すると,森林は土壌有機物や可給態窒素が多く酸性が強い環境下で糸状菌が優先し,樹木根系の菌根菌共生,ミミズ等の土壌動物による土壌団粒化,樹体への養分蓄積などにより生産性を維持していることが特徴と考えられる。

シソーラス用語： *森林土 ,  褐色森林土 ,  チェルノーゼム ,  窒素 ,  土壌成分 ,  炭素 ,  *持続可能な農業 ,  落葉落枝 ,  不耕起栽培 ,  土壌動物 ,  土壌化学特性 ,  土壌物理特性 ,  *肥沃度 ,  土壌微生物 ,  土壌有機物 ,  土壌炭素 ,  土壌窒素
準シソーラス用語： 可給態窒素 ,  *環境保全型農業 ,  黒色土 ,  堆積有機物 ,  地力

分類 (2件)： 土壌の肥沃性  (FB04060Y) ,  森林保育  (FF03040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 森林土壌 ,  地力 ,  指針 ,  耕地土壌 ,  環境保全型農業 ,  参照