抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,「協働の段階」の都市農村交流の広がりと課題について外観した後,「緑のふるさと協力隊」OBOG(先輩)の定住動向から,都市農村交流事業の設計においてしばしば焦点となる「定住」の概念についての一考察と,2012年に行われた「全国過疎問題シンポジウムinあいち」豊根村分科会で議論された,「うごめく人々」を前提としたコミュニティモデルについて報告した。2000年代後半に始まった「地域おこし協力隊」では,派遣期間終了後,派遣地に「定住」する隊員OBOGが67%存在している。この動向からわかることは,「定住」は協力隊OBOGの人生における連続する居住地選択の一時点での結果ということである。こうした「うごめく人々」の居住地選択を含めた「定住」概念を前提にして,都市農村交流事業が設計される必要がある。