抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単結晶状の123相中に211相が微細分散したバルク状酸化物超電導材料(QMG)は,高磁場中においても高い臨界電流密度特性を有するため,着磁工程を経て,強力な磁場を発生する永久磁石的な応用が検討されている。比較的簡便な着磁方法としてパルス着磁法があるが,超電導状態で高密度の磁束を入れるため大きな熱が発生する。そのため超電導特性の不均一が増幅され,均一に高密度の磁束を着磁することは難しかった。今回,リング形状のQMGを入れ子状に配置することにより,バルク体中を流れる超電導電流の流路を制御すること,即ち,着磁過程の磁場分布を制御することによって,比較的容易に対称性に優れた磁場分布が得られるQMGバルクマグットの試作および評価を行ったので報告する。(著者抄録)