抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天野の提案する等角写像の数値計算法の特長の1つとして,様々な多重連結領域への適用が可能であることが挙げられる。本研究では天野の方法を矩形中に任意のスリットを含む領域の問題に適用し,円環状の正準領域とその近似写像関数を得る。天野の方法では,写像関数となる解析関数の近似に複素対数ポテンシャルを用いた代用電荷法を利用する。領域外に電荷を置くために,前処理写像を使って問題領域のスリットを「開く」必要がある。また,矩形境界の角点により生ずる特異性に応じた電荷配置も必要になる。講演では,数値実験による方法の有効性を示し,また簡単な画像処理への応用を示す。(著者抄録)