抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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10km四方内に設置された代表1地点における日射量の時系列(1日間)から10km四方内の空間平均日射量の時系列の推定法を検討した。まず,10km四方内で働くならし効果をローパスフィルタでモデル化するに際し,10√2km以下の距離に設置された計測地点での日射量の時系列データに基づいて,任意の周波数および2地点間の距離でのコヒーレンスを与える近似式を求めた。さらに,このコヒーレンスに基づいて,ローパスフィルタのゲイン特性を求める式を導出した。次いで,設計したローパスフィルタを用いて,空間平均日射量を推定し,推定値と真値の時系列を年間の変動幅の出現頻度の観点から比較した。その結果,推定値が過小評価になっていることが判明したため,これを防ぐ工夫をローパスフィルタの設計に導入して過小評価を防ぎ,実用性を高めた。